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Supermoon

久しぶりの投稿は、昨夜のスーパームーン。ただし、いつもより月が大きく見えたかどうかは微妙でした。夜空には比較対象などないし、ファインダー越しではさっぱり分かりません。それでも68年ぶりだかの天体ショーですから、手持ちのレンズの中でいちばん焦点距離が長いNikonの300ミリを持ち出し、アダプターをかましてM3/4に装着してみました。この組み合わせは予想を超える異様さ。これを抱えて夜道を歩くところを誰かに見られたら、RPG(対戦車擲弾)を携えたテロリストに間違えられる可能性大です。

 

見た目に加えて、「これは35ミリのフルサイズ換算600ミリ(目視の12倍に相当)の超望遠なのだ」と能書きを垂れれば何やら凄そうに思えますが、月面をキッチリ撮るにはこれでもまだ焦点距離が足りません。仕方ないのでトリミングし、シャープネスを上げ、コントラストを調整してようやく完成したのが下の作品。もっとも、それでも何かが違うという思いは拭えず…。なお、怪しげな雰囲気で写っているのは、カメラ内蔵のアートフィルター(OLYMPUS E-pl6のドラマチックトーン)を使用した効果。普通のデジカメで普通に撮ったらこうはなりません。

Supermoon 20161114

ついでの1枚は、高倍率ズームを搭載した1眼レフ風コンデジ(FinePix HS30EXR)で素直にマニュアル撮影したもの。こちらの望遠側は35ミリ換算で720ミリに相当(デジタル超解像ズームを使うと2000ミリ相当。今回は使用せず)、同様にトリミングしています。月面下部の巨大な隕石衝突痕(ティコ・クレーター)などを見比べると、写りはやはりNikonの単焦点のほうが上でしょうかね。レンズの値段が桁違いなので、当然と言えば当然ですが。ただ、実売2万円程度(購入当時の新品価格)の安価な高倍率ズーム機もここまで撮れるのだから恐れ入ります。

Supermoon 20161114_2

ちなみに、超望遠レンズで満月を撮影するのに高感度は必要ありません。ISO200に設定してマニュアルで撮った場合、F8くらいまで絞っても、1/125くらいのシャッタスピードは稼げるはずです(ただし三脚は必須、超望遠の手持ち撮影1/125秒はプロでも手ブレします)。もしカメラ任せのプログラムオートで撮るのなら、月をスポット測光すると良いかも。中央重点測光しかできない機種は露出をマイナス補正しないと白トビし、月面の陰影や造形がほとんど写らないのでご注意ください。