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修理備忘録
新年早々、市内のカメラ店でジャンク扱いのデジカメを発見。500円という値段、もしかしたら動くのではないかという思いもあって入手しました。

モデル名はソニーのDSC-HX30Vで、画素数は1890万。2012年3月発売の製品ですから、私のコレクションの中では比較的新しい部類に属します。きれいな外観でしたが、付属品はまったくない状態。とりあえず互換電池を購入し、淡い期待を抱いてスイッチオン。残念ながら背面の液晶(LCDパネル)に破損が見つかり、半分以上がまともに写らず。これではカメラの設定さえままなりません。うーむ。表記通り、正真正銘のジャンクだったか。

ネットで検索すると、液晶を交換した例や分解掃除をした例が見つかりました。互換品と思われる液晶パネルは、米国のネットオークション・サイトに出品されているのですが、得体の知れない相手なのでカード決済は避けたいところ。そこで大手の落札代行業者を介すことも検討しましたが、手数料を含めて出費が4000円以上になるため断念。結局、液晶が生きてるジャンクの同製品を国内のオークションサイトで落札した次第。




写真右がカメラ店で購入、左がオークションで落札したジャンク。壊れている箇所や程度にもよりますが、パーツ取りできそうなジャンク品の相場は2000円〜4000円くらいでしょうか。私がオークションで落札したものは外装がちょっとくたびれているものの、液晶はまったく問題なし。レンズを駆動するモーター周辺に難があるのか、電源を入れると異音が止まりません。カメラとしてまともには使えないのは明らかですから、さっそくこれをバラして液晶部分を抜き取ります。下がその手順です(※作業の際は電池を必ず抜くこと)。




まずは外装のネジを外します。最初は底面が3ヵ所、側面のグリップ横が3ヵ所(写真上、黄色●の箇所)。写真では分かり難いのですが、グリップ横にあるHDMIコネクタのカバーの内側にもネジが1本隠れています。

続いて、グリップと反対側の側面パネルを下にずらすようにして外します(写真下、矢印部分のパーツ。指が滑ってなかなか動かなかったので、私はゴム製シートを当てて作業をしました)。



パネルを外した後、その下に現れる2ヵ所のネジ(写真下の黄色●の箇所)も外します。それから背面を覆う外装を剥がすのですが、これがちょっとした難作業。カメラ本体の下に隙間を作り、それを上のほうに向かって広げていきます。ストロボ周辺からメインダイヤルにかけてはちょっと苦戦すると思いますが、力を入れ過ぎて外装を壊さないように注意しましょう。



背面の外装を完全に剥がした後、さらに2ヵ所(写真下1枚目、矢印で示した箇所)のネジを外し、背面ダイヤル部分の基盤(写真下2枚目、上の矢印で示したパーツ)を上に跳ね上げます。この際、基盤の根元のコネクタを外す必要はありません。それから、液晶の位置決めとコネクタの固定に使われているプラスチック部品(写真下2枚目、下の矢印で示したパーツ)を外します。最初はどのように取り付けてあるのか分かりませんでしたが、下側から押し上げるようにすると比較的あっさり外れました(写真下3枚目)。





液晶と本体基盤をつなぐコネクタを引き抜いたら、1台目の分解作業は完了。引き続き、2台目を同じようにバラバラにしましょう。こうして抜き出した液晶を交換取り付けした後、電池を入れて液晶が正常に動作しているかどうかを確認(※感電しないよう注意のこと)。問題がなければ再び電池を抜き、分解作業の手順を逆から追って再び組み上げます。




なお、組み立て時に背面パネルの基盤、液晶の位置決め部品を確実に元通りにすることをお忘れなく。中途半端な位置のままだと、背面の外装がちゃんとはまりません。その状態で無理やりネジを締めても微妙な隙間が生じます。



試行錯誤しつつ、1時間弱ほどで「ニコイチ」の作業は終了です(慣れれば30分以内で終えられると思います)。

ちなみに経費ですけれども、ジャンク2台に互換電池、送料やら何やらを含めてトータルで3700円ほど。充電はスマホなどと同じ方式なので、USBケーブル(micro-Bタイプ)を使って市販のUSB式充電器に繋げばOK。中古動作品が1万円台前半〜2万円くらいで売られているようですから、今回は安く上がったと言えるんじゃないでしょうか。

そんな訳で、また余計なデジカメが増えてしまいました。

液晶(LCDパネル)の入手先については後日、新しい情報を見つけたので、興味のある方は広告下のリンク先で「続き」をご覧ください。



修理した後で気付いたのですが、使えそうな液晶パーツは国内の大手通販サイトでも扱っていますね(商品ページの互換リストにHV30の記載あり)。発送は中国となっており、値段は送料込みで1800円ちょっと。残り僅かのようですから、必要な方はお早めに。

事前のリサーチをしっかりやっておけば、さらに安く直せたのに残念だなあ。