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槍か、穂高か
2-3年ほど前にネットオークション経由で入手した「Sigma XQ 39-80mm/F3.5」(M42マウント)です。レンズにマルチコートを施したXQシリーズの販売開始が1973年らしいので、おそらくそれから数年を経た頃に発表された製品でしょう。私が初めて銀塩の一眼レフを手にした頃(70年代後半)、シグマと言われて真っ先に思い出すのがこのレンズでした(記憶違いでなければ、シグマは後に東独製プラクティカ〜Praktica〜の一眼レフを輸入し、このレンズとセットで販売しています)。

ちなみに、下の写真はカメラ毎日の1978年5月号の広告。「槍か、穂高か。ミニズーム」のキャッチコピー、ご存知のかたも多いのではないでしょうか。広角域(といっても、かなり微妙な39mm)をカバーしてマクロ機能もありますから、確かに山岳風景や高山植物などをメインに撮るアルピニストに適しているのかもしれません。

P6051626.jpg

標準域の焦点距離50mmをカバーする国産の常用ズームといえば、ニコンのNikkor 43-86mmあたりがパイオニアでしょうか。ただ、サードパーティーとしてはシグマが初めてこのレンズを積極的に売り出し、後のブームを作ったように思います。

現物を手にしたのはこれが初めてですが、ミニズームというネームの割にでかくて重い…。レンズ構成が10群12枚でフィルター径も62mmありますから、決して名称から想像できるようなコンパクト系ズームではありません。さすがに大口径標準ズームの28-70mm/F2.8クラスには及ばないものの、かなり大きなレンズです。

入手直後、ニコンDX機に取り付けて試しに何度か撮ってみたところ、全体的に甘い描写だったと記憶しています。レンズに曇りがあるのか、あるいは変換マウントの補正レンズのせいかと思いきや、最近ネットで見つけた海外発の情報によると、開放からF5.6くらいまではややソフトフォーカスっぽい絵になる模様。つまり、ポートレートなどに向いているのかもしれません。それはさておき、操作系がごちゃごちゃして使いにくいレンズという評には納得です。

そのうちM3/4で撮った作品を上げたいと思います(いつになるのかは分かりませんが、できれば近日中に)。


minizoom.jpg