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Baidu

中国の検索エンジン最大手「百度」(バイドゥ)の提供する日本語入力ソフト「Baidu IME」と「Simeji」が、ユーザーの入力した情報のほぼすべてを無断で外部に送信していたとか。今回の件は、中国製ソフトの闇を改めて証明したといえそうです。

百度によると、この2つのソフトは外部サーバーを通して入力変換を効率化するクラウド方式を採用しており、入力データの送信についてはユーザーの事前許諾を得ているとのこと。また、サーバーに送られたデータは厳重に管理している―とも説明しています。つまり、「ユーザーも承知している、情報の悪用もない」というのが同社の主張らしいです。その割に送信PCを特定していたりと、やっていることは極めつけの怪しさだったりします。

また、パソコン用の「Baidu IME」は他のフリーソフトと抱き合わせでこっそりインストールさせることが大半である上、ブラウザのホームページを同社の運営する検索サイト「hao123」に書き換えることもあり、元の状態に戻すのに苦労した方も大勢いると思います(実は私もそのひとり。今回はその恨みを晴らします)。

よくあるのは、「標準インストール」を選択すると勝手に百度のソフトをインストールされるというパターンで、「カスタムインストール」を選ばないとインストール内容の詳細を示さないのはかなり卑劣なやり方です。ブラウザのホームページ書き換えはすぐに気付くかもしれませんが、日本語入力のソフトが変わったのを知らずにいることは十分あり得ます。

加えて、「Simeji」については通信禁止の設定にしていたにもかかわらず、一部のログデータが無断で外部サーバーに送られていたケースが百度によって確認されています。同社はこれは意図的なものではなく「実装バグ」と言い訳していますが、本当かどうか疑わしい―と感じている方も多いのではないでしょうか。相手は何せ、さまざまな問題をこれまで引き起こしてきた百度ですから。

いずれ、「百度の提供するソフトは悪質なマルウェアに等しい」という私の認識は、それほど間違ってなかったようです。そんな訳で、フリーソフトをインストールする際は百度にご注意ください。説明にしっかり目を通したつもりでも、ちょっとやそっとでは気付かないようになっているのが特徴です。身に覚えのある方は今すぐ日本語入力システムを確認しましょう。