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帯に短しタスキに…
その昔、ファインダーにプリズムを組み込んだデジタル一眼レフが高価でまだ一般的でなかった時代、「ネオ一眼」と呼ばれるジャンルのデジカメがちょっと流行ったのをご存知でしょうか。小さなモニターをファインダーの中に組み込んで高倍率ズームレンズを固定式とし、ものものしいデザインとやたらに多いスイッチ類が一眼レフっぽいアレです。

その後、もっと小型でレンズ交換が可能なミラーレス一眼が大流行した影響などもあり、ネオ一眼を製造するメーカーは以前よりも少なくなりました。でも、一部のメーカーは新型をせっせと世に送り続けています。ひょんなことから最近のネオ一眼に興味を持って調べてみたら、何と20倍超のズーム付きという尋常ならざる進化(?)を遂げていました。

ちなみに
私が今年の正月、衝動的に購入したネオ一眼「HS30EXR」のズームレンズは30倍。望遠側がフルサイズ換算で720ミリ相当もあります。私にとってはS602以来のネオ一眼。新型とあって撮影モードは多彩ですが、実際に使ってみるとやはり「帯に短し襷に長し」の感は否めません。

シャッターを押せばそれなりに写るとはいえ、そういう用途であれば何も大柄なネオ一眼を持ち出すまでもなく、小さなコンデジで概ね間に合います。桁外れの倍率を誇るズームを活かしてスポーツなどを撮影しようと思っても、動くものをモニター組み込みのファインダーで追いかけるのはやはり至難の業。一眼レフに似て非なるモノであることを痛感させられます。

独自進化した撮影システムだって、簡単そうに見えて意外に難解です。一般的な撮影ならばカメラ任せで概ね対応できる反面、特殊な条件下で臨機応変、細かく設定しようと思うとかなり苦労します。「これはとても使いこなせないぞ」と思いしばらく放置していたのですが、今日はお月様がキレイだったので久しぶりに持ち出し撮影してみました。

三脚を立て、露出はAEで補正しきれなかったためマニュアルを選択。ISOを200、シャッター速度を1/500秒〜1/800秒、絞りをF8〜F11くらいに設定して何枚か撮ったうちの1枚です(JPEG撮って出し、画質はFINE)。


それなりに写っているように見えますが、これはリサイズしてシャープネスを若干上げ、なおかつトリミングしているため。そして、元画像を切り出したのが下になります。


 
とまあ、かなり残念な描写になってます。価格比較サイトに投稿されたサンプル画像はここまでひどくないので、設定がまずかったかな。原因は私の腕が悪さにあるのでしょう。説明書を読むのを面倒がらず、もっと使い込まないとダメですねえ。

いずれにせよ、モニター組み込みファインダー(EVF)で720ミリの超望遠を使いこなすって、普通の人にはかなり無理があるように思えてなりません。ただし、私が購入した機種の後に出た最新型のHS50EXRは42倍ズーム(望遠側はフルサイズ1000ミリ相当)付きだとか。これでいったい何を撮るのか、平凡な感覚しか持ち合わせていない私には有効な使い道が想像できません。