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カエルの子はカエル

時間が経ってしまったけど、宮崎吾郎監督の「コクリコ坂から」を公開初日に観にいった。東京オリンピック前の横浜が舞台の、三丁目の夕日的な、派手さはないが心に残る佳作だったと思う。父・駿作品に比べると確かに物足りない部分はあるが、ゲド戦記よりは数段成長しているように感じられた。こういう日常を舞台にした内容なら、吾郎監督に合っていると感じた。高畑監督寄りなのかも。


ストーリーはなんとなく結末が読めていたものの、最後はちょっと泣いてしまった。ただ、エンディングの歌「さよならの夏」は、前向きな内容に対して、もの悲しすぎやしないかい?と思った。いや、いい曲なんだけど。


先日NHKで放送された「ふたり コクリコ坂・父と子の300日戦争〜宮崎駿×宮崎吾朗〜」も面白かった。どうしたって父と比べられることを敢えて受け入れ、父と同じ職業を選んだ息子。


「私は長島監督や野村監督みたいになりたくないんですよ」と言ってたけど、出来上がった作品を観て「もっと俺を脅かしてみろ」とも言っていた。言った後、一瞬ニンマリとした顔が印象的だった。アニメ監督の世界に入門してきた息子とどう接したらいいのか、父も困惑しているだろう。キツイことは言うけど、それでも父なりに応援しているような気がした。


なんだかんだで吾郎監督は絵も上手い。お父さんの絵柄に似てる。鉛筆で書く字の筆跡まで似てる。「カエルの子はカエル」なんだなあと感じた次第。そんなことを踏まえて、もう1回映画館に観に行きたいです。


ではまた。


※後から判明したのですが、「かえるの子はかえる」という言葉は凡人の子は凡人といった意味らしいです。いままで勘違いしていました。同じ血が流れている、同じDNA…、他に適当な言葉が見当たらないので、このままにしておきます。